「思考する」という言葉の再定義
今回ご紹介する本はこちらです。
元マッキンゼー赤羽さんのベストセラー、「ゼロ秒思考」です。
この記事では以下3点について解説していきます!
- 0秒思考とは何か
- 0秒思考の効果
- 0秒思考のやり方
それでは早速見ていきましょう!
0秒思考とは何か
0秒思考とは、普段の「考える」の生産性を高めることができる思考法です。
そして、思考法と言っていますが、これは考え方のアプローチではないんです!
なんと、思いついたことをメモに書くことなんです!
普段すごい考えていると思っていても、それは本当に深い考えになっているでしょうか。
頭の中で考えることは、大抵アイデアが浮かんでは消えを繰り返していませんでしょうか。
できる人や、経営者は即断即決ができるなって印象があります。
これは、普段からその問題について考え抜いているからです。
ある問題に直面した際に仮説を立てそれを検証するスピードがとても早いのです。
ここに近づくために、普段から思いついたことを言葉にし、出た答えを掘り下げて行く練習が必要になります。
思いついたことを書き出す。その答えに関して自分の考えをまた書き出す。
これを繰り返した先にある論理だった階層構造そのものが思考なのです。
0秒思考の効果
0秒思考をすることで以下のことができるようになっていくだろうと感じました。
- 言葉への感度を高める
- 考えることの生産性を上げる
言葉への感度を高める。
普段から、頭に浮かぶイメージや感覚を言葉にすることが大事です。
本書でも「思考は言葉によってなされる」と書いてありますが、すなわち言葉にできないものは思考に取り入れられないということです。
これを繰り返すうちに、的確な言葉で表現することができるようになり、その場にあった言葉選びができるようになります。
生産性を高める。
普段気になったことを書いてみると、意外とメモ書きが数枚終わることもあれば数十枚になることもあります。
ただ、これを頭の中でじーっと考えていても、数時間かかったり、最悪な場合解決策が浮かばないこともあります。
この時点で、数倍から数十倍の速さで終わっていることを考えると、生産性は明らかに高くなっていますよね!
これを以下のものと組み合わせると、仕事などで大いに効果が現れるのでは無いかと思いました。
0秒思考のやり方
前で述べたとおり、これを練習するには「メモを取る」ことをしていきます。
具体的には、「A4サイズの用紙に1分間で思いついたことをメモする」です。
書き方としては、以下のようなpointが書かれています。
- 頭に浮かぶ言葉そのものをタイトルとして左上に書く。
- 4~6行(各行20~30字)を1分間で、余計なこと(こんなの書く必要ないよなとか)を考えずに書く
- 出た答えを掘り下げて行くようなタイトル付けは有効
同じようなことを数日後書いてしまった。。。ってなる人もいると思いますが、安心してください。
それでもいいんです。
先に述べたとおり、できる人や経営者は考え抜いてます。つまり同じことを多角的に何度も考えています。
同じことを何回も考えることは、むしろ良いことですし、以前考えた時と見比べてみると考え方などの変化に気づくはずです。
最後に
やり方は至ってシンプルですが、意外と難しいと思います。
本書の中では、やり方の例や思いつかないときのサンプルのお題などが用意されています。
気になった方は、是非手にとっていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!