たった5分で!【Issueからはじめよ】

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今回紹介させていただくのは、こちらです!

有名なコンサルファームであるマッキンゼーにいた経歴があり、今ではYahooでCOOをされている安宅さんによる「イシューからはじめよ」という著書です。

この本では、バリューのある仕事とは
「解の質が高い」かつ「イシュー度が高い」と定義しています。

解の質: そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているのか
イシュー度: 自分の置かれた局面で、この問題に答えを出す必要があるのか

バリューの高い仕事をするために、イシュー度が高いものを選び、その後に解の質を上げる必要があります。

そして、このバリューの高い仕事をするために生産性を上げていかなければなりません。

そのプロセスは以下になります。

  1. イシュードリブン
  2. 仮説ドリブン (ストーリ作成)
  3. 仮説ドリブン (絵コンテ作成)
  4. アウトプットドリブン
  5. メッセージドリブン

この中でも、一番大事であるイシュードリブンについてみていきましょう!!

イシュードリブン

まず、正しくイシューを見極めていくことが大事になります。
イシューとはイシュー度が高い問題
すなわち、今本当に答えを出すべき問題のことを指します。

「何に答えを出す必要があるのか」から始まり、「そのために何を明らかにする必要があるか」と進んでいくのです!

イシュー度を見極めるために、「実際にインパクトがあるのか」、「説得力のある形で検証できるか」などを相談できる相手を持つことが重要です!

また、前倒しで仮説を立てて見ることも有効です!
「〇〇の市場規模はどうだろうか」が「〇〇の市場規模は縮小傾向にあるのではないか」と仮説を立てるだけで、イシューとなりえます。

良いイシューの3条件

良いイシューである条件が3つ紹介されているので、早速見いきましょう!

本質的な選択肢である

本質的な選択肢であること、すなわちカギとなる質問を問いかけられいるかが重要になります。
「右か左か」のように結論で大きく意味合いが変わるようなものでなければ意味がないということです!

ある飲料ブランドの売れ行きが怪しい時に、よくみんだが考えるのは
「今のブランドで進み続けるか」or「新ブランドを立ち上げるか」

ただ、ここで本当に考える必要があるのは「低迷の原因」ではないでしょうか
その市場が衰退しているのであれば、ブランド云々の話ではなくなります。

そうなれば、ブランド事態を切り捨てるという大きな決断となりますよね!

このようななんちゃってイシューを見抜く必要があります。

深い仮説がある

仮説を深める簡単な方法として、
「一般的に信じられている事を並べてみて、その中で否定できる、もしくは異なる視点で説明できるものがないかを考える」

という事、そして
「新しい構造で説明できるか」
というものがあります!

構造としては、以下を考えてみましょう!

  • 共通性
    • 2つ以上のものの中に何かしらの共通のものを探す事
  • 関係性
    • 複数の事柄の間に何か関係を探す事
    • AとBが同じ動きをしていて、BとCが反対の動きをするのであれば、Aの動きを見ればCの動きがわかるというような感じです。
  • グルーピング
    • 何らかの視点に基づいた軸で切り分け、それぞれのグループごとに違いを見出す事
  • ルール
    • 2つ以上のものの中に何らかの普遍的な仕組み・数量的な関係を見つける事

答えを出せる

「本質的な選択肢」であり、「深い仮説」がありながらも、良いイシューでないものがあります。
それは、答えを出すことができないものです。

これは、その通りですね!
答えの出ないものが解決策となり得ることは、絶対にありません。

イシュー特定のコツ

最後に、イシューを発見するための「材料」を集めるコツについてご紹介します!

一次情報に触れる

一次情報とは、誰のフィルターも通っていない情報のことを指します。

現場に直接出向き、生の声や経験談から生まれた知恵を聞き出すことが重要となります。

基本情報をスキャンする

これは、一次情報から得た感覚を持ちつつも、やはり世の中の常識や基本的なことを素早く取り入れることが大切だということです。

ビジネスの場では、これを押さえておくと良いでしょう。

  • 業界内部における競争関係
  • 新規参入者
  • 代替品
  • 顧客・買い手といった事業の下流
  • サプライヤーや供給企業といった上流
  • 技術・イノベーション
  • 法制・規制

集めすぎない・知りすぎない

情報にかけた手間や労力とその結果得られる情報量にはある程度まで正の相関があるが、そこを過ぎると著しくスピードが鈍ってきます。

また「知識」の増大は、必ずしも「知恵」の増大に繋がるとはいえず、ある程度まで行った先はふに働くことを念頭に置いておく必要があります。

この先のプロセス

この後は、考えついたイシューにを仮説レベルで深堀していき、仮説レベルで着地地点を決め、その分析を始めていくという流れになります。

こちらに関しても、様々なことが書かれていますので、ぜひ手にとってみていただけるといいと思います!

最後に

以前に「仮説思考」をご紹介させていただきましたが、これに入る前にしっかりとイシューを見極めることで、より生産性が上がると確信しました!

こちらも合わせて読んでいただけると、嬉しいです!
仮説思考


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