人を惹きつける文章を書きたくありませんか?
今回は前回に引き続き、こちらを紹介させていただきます!

- 作者:メンタリストDaiGo
- 発売日: 2015/02/06
- メディア: Kindle版
メンタリストとして有名なDaiGoさんの名著、人を操る禁断の文章術です!
今回はpart2!!
7つのトリガーから1つ選ぶについて書かせていただきます!
- 「書かない」3原則
- 7つのトリガーから1つ選ぶ
早速、見ていきましょう!
7つのトリガーから1つ選ぶ
相手を誘導するには、相手の心に寄り添うことが最も大切なことです。
そのために、相手の人となりや、興味や悩み、家族構成、仕事など
その人を形作っているあらゆる要素について観察し、学んでいくことが大切になってきます!
興味
人は共通点のある相手に接近していきます。
事前に相手を観察し、調べることをホットリーディングと呼びます。
例えば、「今度、食事でもどうですか?」とメールするのと、
事前にTwitterで「ピザが食べたい」と呟いていたので、
「最近、石窯で焼くパリパリのピザの店を見つけたので、一緒にどうですか?」
と誘うのでは、間違いなく後者の方が心に刺さります。
ホンネとタテマエ
安い給料だけど、若手だから文句いわず遅くまで働いている(建前)
心の底では上司を苦々しく思い「昇進して追い抜くぞ」と思っている(本音)
この様に誰もが必ず使い分けている、本音と建前。
ここの間にあるのは、
理想(こうありたい)と現実(こうあるべき)の間で揺れる感情です。
ここで、強いフックとなるのは、
人の心にある「建前を埋めて欲しい」という欲求です!
心の中に秘めている本音を見抜き、認めてあげられたら、その人は認めてくれた相手を心から信頼し、本音を話してくれる様になります。
例えば、上司から投げられる大量の仕事を断りきれず、辛い状態の同僚がいたとします。
「あれこれ抱え込まず、1つや2つ断ったって誰も文句言いませんよ」
と伝えるより
「私も以前、同じ様な状態になったことがあり、毎日ヘトヘトでした。
本音を言えば断りたいところだけど、言えないのが辛いですよね。
お手伝いできることがあったら、気軽にいってくださいね」
と言ったとします。
タテマエ:上司から仕事を投げられる以上やるしかない
ホンネ:次から次へと舞い込む仕事を断りたい
この間で揺れている相手の感情を見抜き、共感して手伝いを申し出る。
本当に手伝うかはさておき、このステップにより信頼を得ることができます!
お得情報!!その1
責任のある立場の人に対して「ホンネとタテマエ」を使う場合、
「〇〇だって人間ですから」,「普通の人だったら」というキーワードが有効です!
「普通の人だったら、こんなプレッシャー耐えられないと思います」みたいな感じです!
ぜひ、使ってみてください!
悩み
悩みは、人の心を大きく動かすフックになります!
そこに自分の悩みを解消してくれる「何か」があると期待した時、その情報に飛びついてしまいます。
本書によると悩みの9割は「HARM」の4文字に分類できるようです!
- H: Health
- 健康・ダイエット・病気・加齢など心身にまつわること
- A: Ambition
- 理想の仕事や出世したいなどの夢や叶えたい希望にまつわること
- R: Relation
- 会社、友人、知人、恋人、結婚、離婚などの人間関係
- M: Money
- 収入・借金・年金などお金にまつわること
年齢がわかると、この4種それぞれでどんな悩みがあるかを確実に当てられるようです!
例えば、「Money」
10: 小遣い、バイト
20: 自己投資、貯金
30: マイホーム
40: 教育費
と変わっていきます。
相手の悩みを解消してくれる「何か」があると思わせるキーワードを埋め込んでいきましょう!
ソン・トク
多くの人が「無料!」という言葉に心が奪われる背景には、
「自分が得することよりも損することに、より大きな影響を受ける」という心理があります。
つまり、5000円の得より、5000円の損の方が重く感じるのです!
ソン・トクは心理学用語での以下を応用しています。
- 両面提示: メリット・デメリットの両方を提示
- 片面提示: メリットだけを提示
デメリットを知る事で、相手の信頼を得ることができます。
この時「ソン・トク」という順番を意識してください!
最後にトクを持ってくることで、相手の心にポジティブな印象が強く残ります!
みんな一緒
「みんな」というキーワードは人を行動に駆り立てる強力なトリガーになります。
「みんながしていることは正しい」という心理になるのです!
人は決定に迷った時、周囲の人たちを観察し、それが正しいか正しくないかに関わらず、同じ行動を選択しようとします。
それほどまでに心に強く働きかける「みんなと一緒」。
これを文章のトリガーとする際は、読み手が一緒になりたいと思っているカテゴリーを知ることが重要になります。
ここでは2つ紹介させていただきます!
憧れ
過去に流行った「美魔女」などもそうで、
「あの美魔女たちの肌。秘密は『炭酸水』にありました」というようなフレーズ
誰と一緒になりたいかという「憧れ」
誰と一緒になっているのかという「共通点(世代など)」
を観察することがポイントになってきます!
恐怖心
「自分だけ乗り遅れるかも」という恐怖もまた、強力なトリガーとなります!
「〇〇%の人が〜〜をしています」なんかは典型例ですね!
認められたい
人は承認欲求という強い感情があります。
SNSの「いいね!」などは、報酬がもらえるわけではないのに、数が増えると何だか嬉しいですよね。
この「人から認められたい」という強いトリガーを活用したものが「認められたい」です!
お得情報!!その2
上司の方を思うままに操るには、以下のフレーズが有効なようです!
- こんなの初めて!
- (あなたのおかげで)~が変わりました!
「あのようなバーに行ったのは、初めてでした!」
「〇〇さんのお話を聞けたことで、仕事に対する捉え方が変わりました!」などです!
あなただけの
「ここだけの話、・・・」や、「特別なお客様限定で・・・」という文字を見ると、とても貴重な感じがしませんか?
「あなただけに・・・」という特別感を与える設定に人は弱いです。
そして、ここに希少性が加わると最強になります!
例えば、「〇〇さんには特別にお伝えします。(特別感)」と始めて、「限られた人しか知らない(希少性)」とあったら、内容にかかわらずそのメッセージがとても貴重なモノだと感じるはずです。
まとめ
今回は、7つのトリガーについて学びました!
普段こういうのに弱いなとか、共感できることは多くありませんでしたか?
このトリガーを普段から意識して1つ盛り込んでいきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!