この変化の激しい時代の生き方を知りましょう!
本日、ご紹介させていただく本は、こちらです!

- 作者:尾原 和啓
- 発売日: 2020/07/08
- メディア: Kindle版
数々の有名企業を渡り歩かれた尾原 和啓さんによる名著、「あえて数字からおりる働き方」です!
「役に立つ人」から「意味がある人」へと生き残る人がシフトしていく時代に、どのようなことをしていくべきなのかが書かれた一冊です。
各章から「働き方」を軸にピックアップして、ご紹介させていただきます。
それでは、早速見ていきましょう!!
「組織から個人」の時代に本当に必要なこと
今おそらく、多くの人が「終身雇用」が終わりを告げた時代に多くの不安を抱いているかと思います。
そんな企業の寿命が人の寿命より短くなった時代に大切なことは何でしょうか。
そこで仕事をするあなたの意味は?
これまでであれば、「有名大学出身です」や「大手商社にいました」などで信頼を得られる肩書き経済でした。
ただ、スキルを持っていて役に立つだけでは、AIや海外の激安サービスに置き換えられてしまいます。
ここで大事になるのが
- あなたが好きだから
- あなたにしかできないから
- 私のことをよく知っているあなたなら、信頼できるから
だから、あなたと一緒に仕事したいと思ってもらえるのか。
すなわち、あなたは誰にとって意味のある存在ですか?と問いかけられる時代になるのです!
仕事の中で、自分という存在の意味を作っていく必要がでていくということです。
では、どのように仕事の中で自分の意味を提供できるようにすれば良いのでしょうか。
「ギブ」を仕事の基本に
与える行為=ギブには2種類あります。
- 自分の内側にある力で、人にありがたいと思われること
- 相手の視点に立って、自分の外側にあるモノに自分の思いを乗せてギブすること
『”自分の外側”って?』てなりますよね!
これは、つまり自分にはないアイディアです。
例えば、贈る相手が花が好きと言っていたことを思い出し、普段行くことのない花屋さんに行って聞いたりしながらお花を選ぶ。
この時、普段贈り物をする時に選択肢にない「お花屋さんに行く」というアイデアを、相手の立場に立って生み出しています。
なぜギブが大事なのか
「ギブ」とは、先ほど述べた誰かにとっての意味のある存在、すなわち“何者か”になれるためのチャンスになります。
なぜか。
ありがたいとは、有り難いと書きます。
すなわち、有ることが難しいことをもらえた時に使われるのです。
つまり、受け取る側にとって有ることが難いモノを提供することは、
その人にとって意味のある存在になることにつながるのです!
それに加えて、相手の視点に立ってギブすることで、
- 相手の信頼が得られる
- 相手の視点が得られて発想が広がる
ことにもつながります!
だから、ギブをすることが大事なのです!
目の前の誰かにとっての“何者か”になることを繰り返していくことで、
“みんなにとっての何者か”になれます!
“まずフォロワー10万人”と言った“何者かになる=数を追う”とならないようにしましょう!
何をギブすればいいのか
『何をギブしていけばいいの?』って思いませんか?
ここで、最初に生きがいを仕事にする事(ライフワーク)について考えていきます。
生きがい
生きがいとは、次の4つが合わさった交点によって生まれます。
- あなたが好きなモノ
- あなたが得意なモノ
- 世の中が必要としているモノ
- 対価を得るに値するモノ
この、「好きなモノ」から
「好きで得意なモノ」→「好きで得意な上に対価をいただけるモノ」
というように拡大させていくことが良いステップです。
対価をいただけるモノは、世の中が必要としているモノとイコールです!
つまり、あなたの「好きなモノ」をギブするのです。
あなたの「好きなモノ」が、誰かにとって有る事が難しい時、
それをギブする事で、相手にとって有難いことをしてもらえる信頼のできる存在となり、自分はそこに生きがいを持って仕事をしていくことができます。
好きを見つけるために
好きなことって意外と見つからなくないですか?
安心してください!
手っ取り早く見つける方法は、「時間を忘れるかどうか」です!
努力が娯楽になるものを探して見ましょう!
そして、フィルターを外しましょう!
「稼ぐ」というフィルターや、「周りに羨ましがられる」、「認められる」と言った他人からの評価をいったん脇に置いて見ましょう!
最初から好きな事を理解なんてされなくていいのです!
「好き」を「ギブ」につなげるために
「好き」によるギブを3つの”E”に分けて捉えましょう!
- Extract(抽出する)
- 「好き」の要素がどこから来るのかを抽出できる事で、細かい視点をギブできる
- 一見同じようなウールでも、どこ産かによって素材のいい点が違く、柔らかい素材が好きであれば〜産が良いなど
- Expand(拡大する)
- 相手の視点に「好き」だからこそ見える独自の視点を付加してあげられる
- 服が好きな人が、どの角度なら写真でより映えて見えるかを教えるなど
- Express(表現する)
- 「好き」そのものがギブになる
- 評論家は代表的なもので、自分の「好き」が他の人を惹きつけています
まず最初は、Extract(抽出)ができるように、自分の好きを言葉で表すことをしていきましょう!
最後に
誰かにとっての”何者か”になるために、ギブをしていく。
ギブには「自分の内側から」と「自分の外側から」2種類ある。
自分の内側にある「好きなモノ」をギブしていくことは、他人にとっての”何者か”になるだけでなく、
生きがいを感じることのできる仕事をできるようになることにつながる。
今回ご紹介させていただいたことは、この本の一部であり、
この他にも、物事の捉え方や考え方などについてたくさんのためになるお話が載っています!
ぜひ、手にとって読んでいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!