たった5分で!【考具 part1】

たっくさんのアイデアが浮かんでくる自分になりたい!

今回ご紹介させていただく書籍はこちらです!!

考具 考具シリーズ

考具 考具シリーズ

  • 作者:加藤 昌治
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: Kindle版

広告代理店で有名な博報堂にて、多方面にてご活躍されている加藤 昌治さんによる著書「考具」です!

本書では、「アイデア」と「企画」は違うものであるとし、
「アイデア」をどのようにして生み出し、そのアイデアをどのように「企画」に落とし込むかということに対して、
考えるための道具である「考具」について書かれています。

流れに沿って、面白いなと思ったところをピックアップしながらご紹介させていただければと思います。

それでは、見ていきましょう!

アイデア・企画を考えるとは何をすること?

ここでは、「アイデア」と「企画」の関係性を見ていきます!

アイデア・企画を考える順番

「デザインはわがまま→思いやり」
絶対にこれを抑えてください!

最初は自分の「ああしたい」「こうしたい」という欲求から始まります。
そして、それを使う人がどう思うのか、使い勝手はどうかなどを厳しくチェックする「思いやり」のステップを経てデザインは生まれます。

「今、目の前の課題に対して、自分自身はどうしたいのか?」
この問いから、アイデア・企画はスタートすることを覚えておいてください!

アイデアをフィージビリティスタディして企画となる。

フィージビリティスタディ(feasibility study)とは、実行可能性の研究をすることです。

まず、くだらないと思うものや、当たり前だなと思うものも含めてたくさんの「アイデア」を1行で出していきます。

このアイデアの組み合わせながら、「予算と準備と時間さえあれば、実施できる目処が立っている」状態になったものが企画です!

ここで重要なのは、
「1つの企画が、新しいアイデアばかりで構成されている必要はない」ということ!

どうしたら、「必要な情報」が入ってくるか

アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせでしかないんです!
発明家でもなんでもない中で、全く新しいものなんて今の時代なかなか見つかりません。

ここでは、自分の頭に要素である情報を呼び込むための考具を2点ご紹介します!

カラーバス

これはとても簡単で、毎朝家を出る前にラッキーカラーを決めるだけ!
すると面白いことに、その日決めた色のものが妙に目につくようになります。

これを使うタイミングとしては、
「自分に使えそうな何かを探すとき」と「目の前の問題解決につながりそうなヒントを探すとき」です。

この方法は、注目する視点をいつもと違うジャンルで絞ることで、発見の幅を広げてくれる考具です!
「車なら車周りのことで考える」といった、範囲を狭めてしまうことを抑制してくれます。
赤なら、「赤い車」はもちろん「郵便ポスト」や「お寿司の看板」なんかも目に入るかも知れません。

色だけでなく、「形状」や「位置」、「音」などいろんなお題を決めて、外に出てみましょう!

七色いんこ

七色いんこになる、すなわち演じてみるということをします。

「お客さんの立場に立って考えろ」などを言われたことがある人は多いのではないでしょうか。
言われて実際に考えてみる。
本当に考えられてますか?実は、「想像がつかない」のではないでしょうか。

ここで、実際に自分の身体を動かして演じてみてください。
驚くほど分かったり、つかめることがよく起こります。

例えば、10歳のこともを対象とした商品を考える際に、実際にしゃがんでみてください。
目線の高さがとても低いこと、手が届くかどうかなどいろいろなことがわかると思います。

是非、気持ちや行動、そこで得られる気づきを大切にしてください!

まとめ

アイデアと企画を一緒くたにするのではなく、分けて考えましょう。
アイデアは、「ああしたい」「こうしたい」という欲求。
企画は、アイデアに実現可能性を与えたもの。

みなさんも、普段から意識してアイデアを出してみてはいかがでしょうか!


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