組織をあなたから変えていきませんか?
今回ご紹介させていただくのはこちらです!

- 作者:奥田 和広
- 発売日: 2019/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
一橋大学卒業 上場ファッションメーカー、化粧品メーカー、コンサルティング企業 などでの勤務を経験した後、株式会社タバネルを設立された奥田 和広さんによるOKRです!
こちらの本では、組織はどうあるべきか、そして組織をよりよくしていくための仕組みづくりに関して書かれています。
今回は、この本を、
- 組織編
- 仕組み編
に分けてご紹介させていただきます。
では早速見ていきましょう!
組織力
まず、組織とはなんでしょうか。
複数の人が集まっているもの?共通の目的があること?
正解は、
複数の人が協力して、共通の目的を達成しようとするものです。
個人では成し遂げられない大きな「共通の目的」を協力して目指すことに組織を作る意味があるのです。
組織力の公式
ここで、組織としての力について考えていきましょう。
公式は以下の通りです。
組織力=個人の力の単純合計 + 相乗効果
組織としての力を最大化するためには、個人の力を最大化し、プラスの相乗効果をのせる必要があるのです。
個人の力=最大出力 × 発揮率
個人の力は、その人のポテンシャルである「最大出力」に、その人がどれだけ出力を引き出せているかの「発揮率」をかけたものです!
・最大出力の出し方
最大出力を成長させるには、高い目標設定が有効になります。
今の状態では背伸びしてやっと届くか届かないかのところである「ストレッチゾーン」にある目標です!
絶対にフィードバックを忘れないでください!
振り返りをすることで、何ができて、何ができなくて、次に何をするのかがはっきりします。
ここで、全てのやるべきことを指示するマイクロマネジメントはしないでくださいね!
・高い発揮率の出し方
企業の掲げる戦略・目標を適切に理解し、自発的に貢献しようとすることをエンゲージメントと言います。
このエンゲージメントが高くなることで、発揮率を高くすることにつながります。
そしてこのエンゲージメントを高めるには、エンパワーメントを高めることが必須です。
エンパワーメントとは、「従業員のもっている能力、意欲を最大限引き出しながら、仕事をする力や権限を与えること」です!
従業員を理解し、やりがいを感じられるタスクとそこでの権限を与えることで、仕事に熱意を持ってもらいましょう!
そして、ここでもフィードバックを適切に与え、加えて承認と称賛を忘れないようにしてください!
相乗効果
相乗効果の源泉は多様性にあります!
ただ、多様性に富むほどイノベーションによる収益の割合が高い一方、方向性にバラつきが生じやすいデメリットもあります。
この多様性の負の側面を抑えるには、
多様であってはならない2つを明確にしましょう!
- 共通の目的
- 規律
組織の活性化
組織を活性化させるために大事になってくるのは、心理的安全性です!
「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかです。
心理的安全性がない組織では以下のような事が起こります。
- 組織の目的を達成するために必要な意見を持っていた時に、述べれない
- 失敗や間違いを報告しない、隠ぺいする、ごまかすなどの行動をとる
安心して上司や同僚に意見を言える信頼関係のある状態を作ることで、このような状態を防ぎましょう!
まとめ
組織とは人が集まってできるもの。
その1人1人が最大限に力を発揮できるよう努めるのが組織の役割である。
チャレンジングなタスク、心理的に安心できる環境、これらをいかに仕組み化して整えていけるかを考えていくことが大事になります。
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